もう迷わない!振袖に合う髪型を決めるポイント
成人式は一生に一度なだけに、どのような髪型にするか迷っている方も多いのではないでしょうか?和装の髪型は振袖姿全体のイメージや写真写りにも大きな影響があります。今回は振袖は決まったけれども、髪型が決まらない方のために参考になる情報をまとめました。
振袖の髪型は「アップ」が正解?
昔は成人式で振袖を着る時のヘアスタイルと言えば「アップ」が定番でした。これは髪を上げることによって首周りをスッキリさせて、小顔に見せる効果があるからです。
しかし、時代が変わるにつれて振袖を着る時のヘアメイクも変わってきています。きっと皆さんも最近のテレビや新聞などで最近の成人式の様子を見ると、洋風な巻き髪や結婚式でよく見るコサージュのような髪飾り、ベールのようなリボンで豪華に着飾っている新成人を見たことがあるのではないでしょうか?
というわけで、振袖の髪型を決めるうえで大切なのは「自分自身に似合っているか」や「自分が満足しているかどうか」ということです。アップでなくてはいけないということはありませんので、成人式の日に自分が一番輝ける髪型で決めたいですね。
振袖や帯、使う小物とのトータル感を大事にして決める
振袖のヘアスタイルが幅広くなっている背景には、振袖や帯、和装小物などの色やデザインのバリエーションが豊富になっていることがあります。逆に言えば、成人式当日のヘアメイクは購入、あるいはレンタルした振袖の色や柄がベースになっているべきで、着用する人がどのようなイメージを期待しているかということによって決まってきます。
例えば昔ながらのオーソドックスな形を希望しているのであれば、今風のヘアメイクは似合わないということになります。また、逆に流行の色柄を取り入れた振袖や個性的な帯、和装小物などを使うのであれば、おとなしい髪型では違和感のあるスタイルになってしまうでしょう。
まずは「古典的な雰囲気にしたい」とか「かわいい感じがいい」というように具体的に自分がなりたい振袖姿をイメージして、それに合わせた振袖や帯、小物類を選択します。それらを全部身に着けたときにどんなヘアメイクが一番映えるかというふうにトータルで考える必要があります。
ショートカットの人はどうすればいいの?
「成人式でヘアを決めたいけれど、自分は髪が短いからどうしたら良いか分からない」という方もいるかもしれません。確かにロングヘアーの人に比べてアレンジの幅は狭くなるかもしれませんがショートカットによるメリットもあります。具体的には顔を軽やかで明るく見せられることや、すっきりと小顔に見せられるといったことが挙げられます。
また、振袖に合わせて花やリボンといった髪飾りを付けてボリュームアップしたり、前髪をウェーブさせて個性を出したりといった方法で華やかに演出することができます。アップにしたい場合でも地毛ではアップにできないので、ウィッグ(かつら)などを利用することによってアップにすることもできます。
最近の髪型の傾向は?
最近の振袖姿の髪型は以前のように盛った感じの現代的な髪型ではなく、上品なヘアスタイルが人気を集めています。これは古典柄振袖が人気を集めていることや母親の振袖で成人式を迎える人が増えているからです。古典柄の場合、つまみ簪(かんざし)やちりめん細工といった品がある髪飾りを取り入れたり、日本髪を結ったりすることが多いため、今風の髪型はあまり似合いません。
また、いわゆる「ママ振袖」を利用する場合も髪型は落ち着いたイメージの方が振袖が引き立つケースが多いです。さらに母親の振袖を着る家庭では家族写真を撮影するケースも多く、現代風になり過ぎた髪型にしてしまうと家族写真のイメージに合いにくいといった事情もあります。
とはいえ、レンタル用の振袖では今でもブランド振袖やギャル系振袖などがたくさん出ているので、レンタルで振袖を用意する場合は、現代風の盛った髪型にする方も少なくありません。また、最近では前撮り写真と成人式当日でヘアースタイルをがらりと変える方もいます。一生に一度のことですので、さまざまなヘアスタイルで振袖姿を楽しんでみるのも悪くないですね。
振袖に合う髪型のまとめ
振袖に似合う髪型について参考になる情報をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?一生に一度の成人式ですからお気に入りの髪型ですてきな思い出を作りたいですね。サロンでは着付けとヘアセットを一緒に行ってくれるところもありますので、日取りが決まったら早めに予約すると良いでしょう。