夏の成人式が華やかに!軽くて涼しい浴衣振袖を楽しもう
成人式は20歳という人生の節目を祝う大切な行事です。1月の第2月曜日に開催しているところが大半ですが、青森、岩手、秋田、長野、石川、島根の一部自治体では8月に成人式をおこないます。これらの県に共通しているのは「雪が多く降る地域」であるということです。
新潟県にある着物販売店がアンケート調査をおこなったところ、「暑いから振袖を着たくない」「本当は振袖姿で成人式に出席したかった」という回答が多く見受けられました。夏場の成人式に悩む若者は多く存在するようです。
豪雪地帯は真冬以外のシーズンに成人式を開催
雪が多く降る地方では「雪の影響で成人式に出席できない」「振袖姿での移動が大変」など、交通トラブルがしばしば起こります。数十センチの雪が積もった道を足袋+草履で歩くのは滑りやすくて危険!安全面からも真冬以外のシーズンに成人式をおこなうメリットは高いと考えられています。
8月の成人式に浴衣を推奨する理由
高温多湿の夏場に式典をおこなう地域では、ドレスを選ぶ傾向があることもアンケート調査でわかりました。会場内は涼しくても一歩外に出るとゆだるような暑さが待っています。少し移動するだけで疲れてしまうため「成人式を心から楽しめない」と感じることも…。ここ数年、猛暑の夏が続いているので熱中症にも注意が必要です。
そこで振袖の代わりに着用されているのが浴衣。品格と涼しさを両立した浴衣にはどんなメリットがあるのでしょうか。夏に開催される成人式の魅力や浴衣のお手入れ方法を詳しくご紹介します。
暑い日でも快適に過ごせる
着物は帯や紐を使って何枚も重ねて着る衣装です。豪雪地帯と言えども夏場の気温はグンと上がるので、無理して着用すると体調を崩してしまうかもしれません。清涼感と軽さを兼ね備えた浴衣は、夏場の成人式も快適に過ごせる民族衣装といえるでしょう。
成人式後も浴衣として楽しめる
振袖は成人式以外での出番が少ないため、タンスのなかで眠らせてしまうことがほとんどです。着物より着付けが簡単な浴衣なら、花火大会やお祭り、地元の街散策など成人式後も手軽に楽しめます。また、普通の洋服に比べてかさばりにくいのも浴衣のいいところ。浴衣姿で観光地を巡ってみてはいかがでしょうか。
保管方法も簡単♪
振袖は大変デリケートな衣装です。ていねいかつ適切な収納方法で保管しなければ、せっかくの晴れ着を傷めてしまう可能性があります。その点、浴衣振袖の取り扱いはとっても楽チン♪浴衣がベースになっているため自宅で洗濯できます。クローゼットや収納ケースに入れて保管OK◎シワが気になったらアイロンで伸ばすことも可能です。
夏でも楽しめる浴衣振袖を開発しているお店も
「8月の成人式だからといって振袖を諦めてほしくない!」との思いから浴衣振袖を開発した呉服店があります。木綿と麻の混紡で作られた浴衣で振袖のように袖丈が長いのが特徴です。通常の浴衣よりハリと光沢があり、通気性・軽量感に優れていて着心地抜群♪トレンドに敏感なおしゃれ女子も納得のレトロモダン柄や煌びやかなデザインが多く、夏の成人式を華やかに彩ること間違いなしです。
夏の成人式 「浴衣振袖」いかが 村上・武者呉服店 来年の予約開始
まとめ
浴衣は日本の夏を華やかに彩る民族衣装です。デザインはもちろん、素材の質感や涼しさ、着心地といった目線から選ぶこともできます。浴衣選びで迷った時は呉服店に足を運びましょう。実際に手に取って確認できるので浴衣姿のイメージが掴みやすくなりますよ♪着物のプロからコーディネートのコツをアドバイスしてもらえるのもうれしいですね。自分好みの一枚を見つけ、完璧なスタイルでハレの日を迎えてください。