振袖を好きな色で選ぶ時のポイント!赤色編
赤の振袖は定番の色として毎年人気を集めています。華やかで大人の雰囲気を感じさせつつも、成人式では身を引き締めるような気持ちにしてくれる赤の振袖。こちらのページでは、そんな赤の振袖が与えるイメージや意味、赤の振袖の実例などをご紹介します。
赤色の持つイメージ
暖色系の振袖は多くの人の心を高揚させるものです。とくに赤の振袖は人目を引く華やかな色で、一番記憶に残りやすい色と言えます。人が生きていくために必要とされる4つの生存欲求-食欲・性欲・物質欲・金銭欲-にも大きく関係がある赤はほかのどの色に比べても強い刺激がある色で、他人の関心を集める心理的効果を持っています。
赤色にはまた、人の心身に活力や自信を与えたり、気持ちを前向きにしたりする効果もあります。赤の振袖を選ぶのは、ハタチという人生の節目に当たる成人式を記憶に残る大切な一日にしたい、これから未来を前向きに歩きたいという深層心理の表れと言えるかもしれません。
赤の振袖は神秘的な意味合いも含んでいる
「古事記」「日本書紀」などで日本で初めて文字として出てくる色「白、赤、青、黒」にも含まれている赤。昔から魔除けや厄除けなどに使われる神聖な色とされてきました。江戸時代には、天然痘(てんねんとう)という多くの人の命を奪った病気が流行したときに、感染した子供に赤い寝間着を着せて回復を祈ったり、部屋中に赤い魔除けの札を貼ることもあったのだそうです。
さらに赤はかつて天皇や皇室以外の人が着用してはいけない禁色でもありました。のちの時代でも、紅花で染めた鮮やかな赤は武家や公家のあこがれとなっていたほか、ほとんどの町人たちが赤い長襦袢を着用するなど赤はどの時代でも人気を集めてきました。
こうした歴史を考えると日本の伝統的な正装と言える振袖に赤の人気が高いのもうなずけますね。
赤色の振袖がおすすめの理由
赤の振袖が人気の理由を見てきましたが、ほかにも赤の振袖がおすすめの理由があります。それは赤の振袖が日本人の肌になじみやすく、黒目を引き立てて白い肌を美しく見せてくれる効果があるということです。
「普段赤の服は着ないんだけど」と思った方も心配ありません。和装の赤は意外と誰にでも似合う色と言えるからです。また、「赤は人気色だから、ほかの人と被るのでは?」と思った方もいるかもしれません。でも赤は濃いシックな茜色やピンク味がかった色など種類が多くて選ぶ色によって印象が大きく変わるので、こちらの方も心配はいりません。
赤色の振袖の実例
古典柄が美しい伝統のある真っ赤な振袖
取扱店:本きもの松葉
https://furisode.hon-matsuba.co.jp/collection/2020/03/23562/
こちらの振袖は大阪最大級の衣装を用意する「本きもの松葉」のオリジナル振袖「和振(わっふる)」の赤い振袖です。古典柄が美しい上品なイメージの振袖です。
金や赤で描かれた大胆な大菊がレトロガーリーな振袖
取扱店:本きもの松葉
https://furisode.hon-matsuba.co.jp/collection/2019/11/23372/
こちらは同じく「本きもの松葉」のコレクションで「Kimono Walker(着物ウォーカー)」の振袖。大きな菊の花が印象的なレトロ調のかわいい振袖です。
鮮やかな赤を際立たせる伝統柄のある王道振袖
取扱店:本きもの松葉
https://furisode.hon-matsuba.co.jp/collection/2019/11/23389/
「Ray」、「mina」という人気2誌の合同編集企画による振袖の中の一枚。伝統的な要素を残しながらも新しさを盛り込んだ振袖は注目間違いなしです。
赤色の振袖まとめ
いかがでしたか?同じ赤でもさまざまなバリエーションがあるので、人と被りたくない方も個性的な赤の振袖を探すことができます。店舗でも赤は豊富に取り揃えていることが多いので、どんどん試着してみてください。ぜひピッタリの美しい赤を見つけて、すてきな成人式を迎えてくださいね。