振袖帯揚げの基本からアレンジまで！選び方と結び方を紹介
帯揚げは振袖と帯を引き立てる重要なアイテムです。全体の引き締めや遊び心あるコーディネートを演出できるため、振袖のパートナー的存在ともいえるでしょう。
そこで今回は、振袖に似合う色柄の選び方と結び方について詳しく解説します。帯揚げの基本を押さえ、自分らしい着こなしを楽しんでくださいね。
帯揚げとは
帯揚げは帯の上辺を飾る布です。帯枕の位置ずれを防ぎ、帯結びの形を整える役目があります。襟元の真下は意外と目につく場所。「ほんの少ししか見えないから…」といって適当に選ぶと残念な仕上がりになってしまいます。細かな部分までこだわるとセンス抜群の振袖コーデが完成しますよ♪
華やかな振袖には総絞りの帯揚げを使用することが多いです。ボリューム感とかわいらしさを兼ね備えているため、派手な振袖のアクセントになります。
総絞りの他にも箔使いや刺繍、ぼかし染め、無地など、さまざまな技法で作られた帯揚げがあるので、全体のバランスを考えて選ぶとよいでしょう。
振袖に似合う帯揚げの選び方
振袖と帯を決めただけではコーディネートの完成度は50%ほど。小物選びは見た目の印象を左右するといっても過言ではありません。多くを見せない帯揚げだからこそ、こだわりやセンスが問われる部分。振袖に似合う帯揚げの選び方をご紹介します。帯揚げでアクセントを加え、自分らしい着こなしを楽しんでください。
振袖を目立たせるには同系色
振袖や帯はデザイン性に富んだものが多く、色柄のバリエーションも豊富です。一生懸命選んだ振袖を目立たせたいなら同色系の帯揚げがおすすめ◎帯揚げの存在感は若干薄れますが、振袖自体はかなり引き立ちます。振袖と帯の境界線を自然に馴染ませてくれますよ♪
はっきりとした色合いの帯揚げは全体が引き締まる
「技アリ小物で自分だけのコーディネートを完成させたい」「個性あふれる小物合わせを楽しみたい」など、華やかさを演出したい時は振袖に使われていない色を選ぶようにしましょう。帯揚げが差し色としてスパイス的な役割を持ちます。はっきりとした色を選ぶだけで全体がグッと引き締まりますよ。
統一感を演出したいなら同じカラーで
帯揚げ、帯締め、半衿、重ね衿を同じカラーにするのも統一感を出す方法のひとつです。色を合わせることで安定感が増すため、魅力的なコーディネートに仕上がります。どんな色のトーンで揃えるかはあなた次第！帯揚げの選び方にこだわると落ち着いた大人っぽい雰囲気もやわらかくかわいい印象も叶えられます。
帯揚げの結び方
帯揚げは帯枕を隠し帯結びの形を整えるための和装小物。意外と目に付くポイントなので、ていねいに仕上げてあると美しい振袖姿を演出できます。基本的な結び方だけでなく、さまざまなアレンジ方法をマスターすれば満足度の高い成人式や前撮りを迎えられますよ♪
こちらではおすすめの結び方・アレンジをご紹介します。
本結び
基本的な帯揚げの結び方は本結びです。帯揚げの真ん中に結び目を作り、左右対称となるよう帯のうえから帯揚げを見せます。立体的に仕上げたいなら総絞りの帯揚げがおすすめ◎シンプルながらもボリューム感のある着こなしが完成します。
一文字結び
帯揚げで帯の上部を覆う一文字結びは、帯まわりをスッキリまとめたい方にぴったりの結び方です。結びを作らないため帯揚げ自体の個性を活かすことができます。帯揚げによってコーディネートの幅を広げられるのも一文字結びの魅力といえるでしょう。
いりく
帯揚げを胸元でクロスさせるように結ぶアレンジ方法です。空飛ぶカモメのように見えるので、カモメ結びとも呼ばれています。左右に美しく弧を描いたスタイルが特徴。結び目を作らないため着物ビギナーでも挑戦しやすいです。
リボン結び
帯揚げをアクセサリー感覚で楽しめるのがリボン結びです。その際、お気に入りのスカーフを帯揚げの代わりに使用してもOK◎リボンの大きさによって印象を変えることができるため、今風のガーリースタイルやアンティークな雰囲気にも相性抜群です。
変わり結び
「周りと差がつく結び方にしたい」「胸元のおしゃれを楽しみたい」と考えているのであれば変わり結びに挑戦してみましょう。絞り部分でつぼみを表現したり蝶の形を作ったり、アレンジは無限大！存在感のある変わり結びで、顔まわりを華やかに彩ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
帯揚げは豪華な振袖を引き立ててくれる装飾小物です。色柄や素材を変えるだけで着物全体の雰囲気を変えることができます。統一感のあるコーディネートやかわいらしい着こなしも楽しめます。今回ご紹介した帯揚げの選び方と結び方を頭に入れておくと、自分好みにアレンジしやすくなりますよ♪
帯揚げの知識を深め、イメージ通りの振袖姿を叶えてくださいね。
