振袖選びがもっと楽しく!振袖の柄に込められた意味を解説

振袖には実にさまざまな絵柄が描かれていて、振袖の美しさに華を添えています。実はこれらの柄の一つひとつに、意味があることを知っていますか?

この記事では、振袖の柄に込められた意味や思いを解説していきます。意味を知れば、振袖を選ぶのも着るのも、もっと楽しくなるはず。 振袖を既に持っている人は自分の振袖をより深く知るために、これから購入予定の人は振袖選びの参考に、ぜひこの記事を読んでみてください。

振袖の柄を2つに分類!古典柄・モダン柄

「キュート」「レトロ」「モード」など、振袖にはさまざまな分類の仕方がありますが、柄を基準に分類すると、主に「古典柄」と「モダン柄」の2つに分けられます。 どのような柄なのか、それぞれの振袖の特徴と合わせて解説します 。

古典柄とは

引用元:本きもの松葉 https://furisode.hon-matsuba.co.jp/lp03/

古来から日本に伝わる伝統的な柄のこと。古典柄の振袖は流行に左右されにくいので、姉妹はもちろん、親から子へ受け継ぐなど年代を超えて長く愛用できます。古典柄には鶴・亀・松竹梅など縁起がいいとされる文様の総称をいう吉祥文様(きっしょうもんよう)を多く使用。おめでたい意味が込められているので、成人式や結納、結婚式の参列など幅広いシーンで着用できます。

モダン柄とは

引用元:本きもの松葉 https://furisode.hon-matsuba.co.jp/lp03/

近現代に入ってから取り入れられるようになった、洋の要素を感じさせるバラ・蘭・ユリ・蝶・ハートといった柄。これらの柄を大胆に配し、ストライプ柄やアニマル柄と組み合わせたり、ラメやラインストーンを取り入れたりと、自由な発想でデザインされています。インパクトや個性、流行を重視したい人におすすめです。

代表的な8つの柄の意味

1つひとつの柄に込められた意味を解説していきます。この記事内だけでは扱いきれないほどたくさんの柄があるので、ここでは特に人気があり定番とされる8つの柄を厳選してご紹介します。

松竹梅(しょうちくばい)

松竹梅の3つの植物を合わせて描かれた柄で、吉祥文様の代表格。それぞれにも意味があり、通年緑色の葉を保つ「不老長寿」、まっすぐすくすく育つ「成長」、寒い季節に他の木に先駆けて花を咲かせる「女性の強さ」を表しています。

鞠(まり)

鞠の丸く愛らしい形と華やかさは、女性らしさや可愛らしさを表しており、幸せな女性のシンボルです。また、その丸い形から「何事も丸くおさまりますように」という、子の幸せを願う親の願いが込められています。

鶴(つる)

吉祥文様の1つである鶴は、「鶴は千年、亀は万年」という言葉もあるように、「長寿」「生命力」の象徴です。また、つがいになった相手と一生を添い遂げる特性から「運命の人と仲睦まじく生きしてほしい」という願いも込められています。

御所車(ごしょぐるま)

御所車とは、平安時代に貴族が乗っていた牛に引かせる乗り物です。優雅な平安時代への憧れから描かれるようになった柄で「高貴さ」の象徴です。中でも、四季の花々と組み合わせて描かれる「花車」は「幸せがあふれる」「幸福を運ぶ」という意味があります。

七宝(しっぽう)

円の円周を4分の1ずつ重なるようにつなげてできる幾何学文様で、仏教の七つの宝「金・銀・瑠璃(るり)・玻璃(はり)・珊瑚・めのう・しゃこ」に由来します。円のつながり=縁のつながりと考え、また文様が永遠に続くことなどから、「円満」 「子孫繁栄」という意味が込められています。

蝶(ちょう)

モダン柄としても古典柄としても描かれる人気の蝶柄。ひらひらと舞う姿は優美で、女性らしさを演出してくれます。また、幼虫からさなぎ、蝶へと姿を変え、天に向かって舞い飛ぶさまは、昔の人々に「不滅」「長寿」「出世」を連想させ、戦国武将も好んで蝶柄を身に付けました。

薔薇(ばら)

モダン柄の代表として人気の高い薔薇は、日本の花と比べて色の種類が豊富なことが特徴です。薔薇の持つ意味は色によって異なるので、ぜひ色に注目してみてください。赤は「愛」「情熱」、ピンクは「上品」、白は「尊敬」「清純」、紫は「誇り」「気品」、青は「奇跡」「夢の実現」が花言葉です。

牡丹(ぼたん)

「百花の王」ともいわれ、大ぶりで美しい牡丹の花。見た目の豪華さから、「幸福」「富貴」を象徴する花として描かれてきました。また、小さく硬いつぼみから、大きく膨らみ立派な花を咲かせることから、「大きく美しく成長する」という願いも込められています。

菊・椿・桜は縁起が悪い?成人式に相応しい柄とは

振袖は未婚女性の第一礼装として、成人式の場にも相応しいように作られているので、基本的には好きな柄を選んで問題ないでしょう。しかし、一部の人から「縁起が悪い」と思われている柄も実際にはあります。 万が一「その柄、縁起が悪いのでは?」と言われても不安にならないよう縁起が悪いと思われがちな柄をおさえておきましょう。

菊(きく)

「お葬式の花」「お供えの花」というイメージが強いため、敬遠されることがあります。しかし、菊は日本の国花であり最も高貴で格式の高い花です。「浄化する」「邪気を払う」縁起物として尊ばれてきた菊柄は、成人式のようなきちんとした式典にも適しています。

椿(つばき)

花が丸ごとぽとりと落ちる様子から、首が落ちることを連想させるとして武士の時代に不吉な花とされるように。しかし、元々は平安時代から「聖なる木」として松竹梅に並ぶ縁起のいい花とされてきました。「永遠の美」「気取らない美しさ」という意味があり、人気の柄です。

桜(さくら)

桜は散るのが早いことから、縁起が悪いという意見も。しかし、一斉に花を咲かせることから「豊かさ」「繁栄」を意味する縁起のいい花という意見が一般的です。また、春に芽吹くことから「物事の始まり」「門出」という意味も込められており、成人式の装いに打って付けです。

まとめ

振袖の柄に込められた意味をご紹介しました。振袖は単に見た目が美しいだけでなく、1つひとつの柄に古来から伝わる意味や思いが込められていて、その思いが現代まで引き継がれているなんて、改めて振袖って素敵ですよね♪ 興味があれば、もっといろいろな柄について調べてみるのも楽しそうですね。また、振袖選びで悩んでいる方は、柄の意味を基準に選んでみてはいかがでしょうか。ぜひ参考にしてみてください。

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