振袖にもブランドがある！人気ブランドの種類と見分け方やデザイナーを紹介

成人式や結婚式、パーティー、お祝いの席など幅広いシーンで大活躍のブランド振袖。晴れやかな気持ちと少しの緊張感で、すべての人々を幸せにしてくれるアイテムです。

時代を越えて愛され続ける老舗ブランドからイマドキ女子に人気のデザインまで、重厚な印象で着姿を美しく奏でる振袖が登場しています。とっておきの一枚を選べば世代を越えて受け継ぐことも可能です。

今回は振袖の種類をブランド別にご紹介します。どのような特徴があるのかを知っておくと振袖選びに役立ちますよ♪

ブランド振袖って何？

振袖には洋服と同じように人気のブランドがあります。自分だけの「カワイイ」を見つけたいイマドキ女子にとってブランドは強い味方です。選ぶものによって価格帯やテイストが大きく異なるため、事前の下調べが必須！ある程度イメージを固めておくと理想の振袖姿に近づきやすくなります。

有名作家が手がける！至極の逸品

染色・刺繍・織物において伝統工芸士や重要無形文化財保持者が手がけた着物は、日本の美術・工芸史のなかでも特に人気です。加賀友禅染織家「木村雨山」、皇室献上作家「藤井寛」、手描き友禅作家「羽田登喜男」などが有名です。衽や衿先には着物の名札である「落款」が付いています。至極の逸品と巡り会った時は作家が仕立てた証を探してみてくださいね。

日本の伝統技術を継承！老舗ブランド振袖

世界中で愛される京友禅は日本が誇る美しい技法で作られた最高級振袖です。豪華な図案や模様が多く、かつて貴族が住んでいた京都らしい着物とも言えます。その伝統美の裏には受け継がれてきた高度で繊細な技があるからこそ！高価ではありますが、一点一点職人によって作られる手描き友禅の魅力は何物にも代えがたいのではないでしょうか。

斬新で個性的！デザイナーブランド

振袖のなかには有名ファッションデザイナーが手がけたものもあります。老舗ブランドに比べ、斬新かつ個性的なデザインが特徴です。染色や織物の技術は持っていないので「デザイナーがプロデュースしている振袖」という位置付けになります。

国内人気洋服ブランドだけでなく、着物の世界にも着物デザイナーが存在します。伝統と現代を融合させたおしゃれな振袖ばかり！豆千代や紫藤 尚世などが制作する着物デザイナー振袖は、成人式というハレの日を華やかに彩ること間違いなしです。

カワイイを凝縮！ガールズコレクション

昔ながらのブランドとは別に、ガールズコレクションと言われるトレンドやデザイン重視のブランド振袖もあります。比較的リーズナブルな価格で楽しめるので、着物ビギナーやコストを抑えたい方におすすめです。また、オシャレに敏感な女の子が納得する振袖を毎年たくさん発表しているのもうれしいポイント◎「オシャレに着こなしたい」「イメージ通りの振袖姿で成人式に参加したい」と願うを叶えてくれます。

この他、呉服店が立ち上げたオリジナルブランドもあります。例えば大阪に12店舗展開している老舗呉服店本きもの松葉なら、洗練されたデザインのオリジナル振袖「和振（わっふる）」を用意。こだわりの地域一点柄販売・レンタルなので、自分だけのコーディネートが楽しめますよ♪

引用元：本きもの松葉 https://furisode.hon-matsuba.co.jp/lp03/

老舗とデザイナーブランドの違い

ブランド振袖は大きく分けると2タイプあり、老舗ブランド振袖とデザインに特化したブランド振袖があります。一生に一度の成人式を笑顔で迎えられるよう、品質や価格、見分け方について詳しく解説いたします。

価格に差はない！

企業努力が必要となりますが、問屋を介さない仕入れによって高品質・低価格を実現しているお店もたくさんあります。デザイナーブランド振袖と同様の価格で老舗ブランド振袖をレンタル・購入可能です。レンタルなら10万円～、購入だと20万円～が目安です。

国宝級プレミアム振袖や希少性の高い特選品になると、100万円以上の値が付けられていても珍しくはありません。高級振袖は手作業が多く、下絵や糸目、彩色、蒸し、地染めといった工程が必要になります。しなやかな肌触りの正絹で作られているため、保湿性や通気性が良く着心地抜群♪本物の満足感と安心感が得られますよ。

デザイナーブランドはトレンドを押さえた色柄が多い

老舗ブランドは日本古来から親しまれてきた正統派古典柄を制作し続ける傾向があります。熟練の職人がていねいに仕上げた伝統を感じられる逸品です。これとは対照的に、トレンドを押さえた個性的な振袖を毎年発表しているのがデザイナーブランド。流行のレトロモダンからキュート系まで、女の子の「スキ」が詰まった振袖を豊富に取り揃えています。

振袖の見分け方

着物は反物に染められた落款や作家の名前で判断するため、作家物や老舗ブランドだけでなく、呉服店オリジナルブランド、デザイナー振袖にも落款やタグが付いています。大島紬や辻が花といった伝統工芸品の場合、着物の価値を明白に示す伝統証紙で見分けることが可能です。

まとめ

豪華絢爛な華やかさを持つ振袖の種類をブランド別にご紹介いたしました。種類・特徴・価格など、ブランドによってさまざまです。希少性の高い老舗ブランド以外なら良質で素敵な振袖が数多く出回っているので、理想の一枚と巡り会えますよ♪

振袖選びで一番大切なことは「自分がどんなコーディネートを楽しみたいか」です。あなたにピッタリ似合うお好みのブランドが見つかることを祈っています。