卒業袴のデザイン、どれを選ぶ? 無地やぼかしなど袴の種類を解説
卒業式に袴姿で出席するという人も多いのではないでしょうか。色鮮やかな卒業袴は、晴れの日にピッタリの装いですね。そんな卒業袴のデザインには、いくつか種類があることを知っていますか? 実は、振袖に合わせる袴のデザインによって、全体の印象が大きく変わることもありますよ。
そこで今回は、着物に合わせる卒業袴のデザインについて、どんな種類があるのか解説をします。これから卒業式に着る袴を選ぶ予定の人は、ぜひ参考にしてくださいね。
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無地だけじゃない! 卒業袴のデザインとは?
卒業袴と言うと、シンプルな「無地」の袴を思い浮かべる方も多いでしょう。しかし、実際には多種多様なデザインから選ぶことになります。選ぶデザインによって雰囲気が変わるため、事前にどんな種類があるのか知っておくと、選びやすくなるでしょう。今回は、「無地」「ぼかし」「刺しゅう」「地模様」の4種類を中心にご紹介します。
卒業袴の定番! シンプルな「無地」
卒業袴の代表とも言うべきデザインが、シンプルな「無地」の袴です。最近は、緑色やえんじ色、紺色、紫色といったハッキリとした色合いだけでなく、スモーキーカラーやペールトーンカラーのような淡い色合いも人気です。
無地の卒業袴はシンプルなので、たっぷりと柄が描かれているような華やかな振袖とも相性が良いです。全体をスッキリとまとめてくれるため、振袖だけで着るときとは、異なる雰囲気で着こなすことができます。
グラデーションが美しい「ぼかし」
続いてご紹介するのは、「ぼかし」というデザインの袴です。ぼかしは、袴の色が足元にいくにつれて濃い色合いに変化するのが特徴。同じトーンで変化するものもあれば、まったく異なる色合いに変化するものもあります。
ワントーンでまとめられたぼかしの袴は、華やかながら引き締まった雰囲気があるため、卒業式らしい着こなしができるでしょう。可愛らしい印象の振袖も、ぼかしの袴と合わせると落ち着いたイメージに変えてくれますよ。
コーディネートのワンポイントに!「刺しゅう」
「刺しゅう」は、その名の通り、袴に刺しゅうが入った袴です。花の刺しゅうなどが、袴の下部に入っており、コーディネートのワンポイントになってくれます。可愛らしい袴を着て卒業式に出席したい方におすすめです。
刺しゅうのデザインは、いくつもの小さな刺しゅうが足の辺りに流れるように入っていたり、大きめの刺しゅうが一つだけ入っていたりとさまざま。無地のほかに、ぼかしに刺しゅうを入れた袴もあるので、好みに合わせて選ぶと良いでしょう。
振袖をさらに華やかに着こなせる「地模様」
「地模様」は、生地そのものに模様が入っている袴のこと。地模様には、花びらや矢絣(やがすり)、市松模様など、さまざまなデザインがあります。生地全体に模様が入っているので、華やかなコーディネートにしたい方にとくにおすすめの袴と言えるでしょう。
また、地模様にもいくつか種類があり、無地の生地に模様が入っている袴もあれば、生地のベースがぼかしになっているものも。さらに、刺しゅうが施されている袴もあるなど、さまざまなタイプがあります。
お気に入りの卒業袴を身に着けて卒業式へ!
「無地」「ぼかし」「刺しゅう」「地模様」という、袴の種類について解説しました。今回は4種類の紹介に限りましたが、このほかにもバイカラーだったり、袴のヒダの内側に別の色を使っていたりと、さまざまなデザインの卒業袴があります。
どの袴が良いということはなく、着物に合った袴を見つけるのが大切です。呉服店などの店舗で卒業袴を購入、またはレンタルするという方は、プロの意見も聞きながら選ぶと良いでしょう。ぜひ、自分に似合った卒業袴で卒業式に出席してくださいね!