卒業式の袴はレンタル?購入? メリット・デメリットを解説
卒業袴を準備するにあたり、レンタルしようか、購入しようか悩んでいる方もいるのではないでしょうか? レンタルにも購入にもそれぞれにメリット・デメリットがあるため、一概にどちらが良いということは言えません。
そこで今回は、卒業式で着る袴をレンタルしようか購入しようか迷っている方に向け、それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。卒業式を控え、袴選びに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
卒業袴はレンタルor購入? どちらを選ぶ人が多い?
そもそも、実際に卒業袴を準備した人たちは、レンタルと購入、どちらを選ぶ人が多いのでしょうか?
振袖の宅配レンタルなどをおこなう呉服専門店「株式会社本きもの松葉」が、20代~60代以上の女性200名に卒業袴の準備方法について尋ねたアンケート調査によると、42.0%もの人が「レンタル」と回答。「購入」と答えた人は、わずか4.5%でした。
さらに、47.0%もの人が、「卒業袴は着用していない・する予定がない」と回答していることから、卒業袴を着用した人のほとんどが、レンタルを選んでいることが分かります。
しかし、卒業袴を購入しない方が良いかというとそうではありません。「株式会社本きもの松葉」がおこなった調査では、袴を購入した人は少数派ですが、どれを選ぶのが良いかは人によって違います。
<参考>
卒業袴はいつから準備する?「卒業袴の準備方法」に関するアンケート調査を実施/株式会社本きもの松葉
卒業袴はレンタル? それとも購入?
卒業袴を選ぶ際は、レンタルと購入、それぞれのメリット・デメリットを把握したうえで、自分に合ったものを選ぶのがおすすめです。ここからは、卒業袴のレンタルと購入、それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。
【卒業袴選び】レンタルのメリット・デメリット
卒業袴をレンタルするメリットの一つが、保管やお手入れをしなくても良いという点です。着物は、カビや虫食いを避けるために、定期的なメンテナンスが必要ですが、レンタルの場合は借りたお店に返却をすれば良いので、保管やお手入れの手間がかかりません。
一方で、袴を着る回数によっては費用がかさんでしまう場合もあるでしょう。卒業袴のレンタル価格は、ピンからキリまであるので一概には言えませんが、着る回数が増えるほど、費用負担も大きくなってしまいます。
また、予約のタイミングによっては、気に入ったデザインの卒業袴がない可能性も。一般的には10月ごろから動き出す方が多いので、その時期を目安に卒業袴選びを始めると良いでしょう。
【卒業袴選び】購入のメリット・デメリット
卒業袴を購入するメリットの一つが、繰り返し着ることができるという点。高校の卒業式で着た卒業袴を、専門学校や大学の卒業式でも着ることができます。着れば着るほど、1回当たりの費用負担を抑えることができるでしょう。姉妹がいる場合は、シェアすることもできます。
一方で、レンタルとは違い、保管場所を用意したり、お手入れをしたりする必要があるのは、デメリットと言えます。単にお手入れの手間が増えるだけでなく、専門のクリーニングに出す場合は、その分の費用負担も増えることになるでしょう。
また、購入当時は気に入っていたデザインでも、次に着るときは好みが変わってしまっている可能性もゼロではありません。服の好みが変わりやすい方は、注意が必要と言えます。
お気に入りの卒業袴を身に着けて卒業式に出席!
卒業袴は、着物や振袖に比べると着る機会が少ないため、レンタルした方が良いのか、購入した方が良いのか、迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。そんなときは、今回ご紹介したメリット・デメリットを参考に、卒業袴選びを進めてみてください。お気に入りの卒業袴を身に着けて、ハレの日を迎えてくださいね。